この人について
バリトンサックスとジャズに、15年向き合ってきた一人の社会人プレイヤーが、すべての記事を書いています。
機材・名盤・奏者・練習——「結局どれがいいの?」に答える判断軸は、すべて自分の手と耳で確かめたものだけです。
これまでの音楽歴
- 幼少期〜中学:クラシックピアノを習い、小学校・中学校で 全国大会に出場。
- 高校:吹奏楽部に入り、アルトサックスを開始。
- 大学:ジャズを始め、アルトとバリトンの両刀で活動。山野ビッグバンドジャズコンテスト(学生ビッグバンドの全国大会)で 全国 6 位・7 位入賞。フィーチャー曲(バリトンソロを吹き続ける曲)も担当。関西の学生セレクションバンドのリーダー経験あり。最盛期は 7 バンドを掛け持ち。
- 社会人になってから:10 年以上、現役でバンド活動を継続中。多くのプロ奏者との共演経験あり。レコーディング参加経験あり。
使っている機材
サックス本体(2 本持ち:ロングベル+ショートベル)
- Selmer Mark VI(ロングベル、フランスセルマー / 1960 年代個体)— 大学 4 回生で購入、15 年使用。中古楽器店で試奏し、元プロミュージシャン使用の良コンディション個体を選定。Count Basie / Duke Ellington / Thad Jones-Mel Lewis 系の「オールドな音色」を出したかった。
- Martin Committee III(ショートベル / 1960 年代個体)— 購入から 2〜3 年。ロングベルでは難しい「ショートベル特有の突き抜けた音」を再現するため。コンボ編成や、最低音の ロー C が出てこない曲のライブで使用。
ロングベルとショートベルの両方を所有・現役使用するバリトン奏者は、国内では希少です。両方の鳴り方を体で知っているから、機材選びで何が変わるかを語れます。
マウスピース(試奏も含め多数経由、以下は代表的なもの)
- 入門期:Meyer 8 番
- その後:Otto Link ラバー 9 番(定番ルートを通過)
- 並行で試した:Otto Link メタル / Gotts HS7 ラバー / Berg Larsen メタル 120
- 現在メイン:Berg Larsen ラバー 115——メタルほどゴリゴリしすぎず、ラバーでも音の輪郭と抜け感がある。
- サブ:Yanagisawa メタル 9 番——メタルだがゴリゴリしすぎず、しっかり抜ける。
上記以外にも、楽器店での試奏や貸し借りを通じて多くの銘柄を比較しています。書いているのは「自分の音と編成に合うか」を実際に判断軸として通過したものだけです。
リード
- メイン:Forestone Bamboo
- サブ:Lavoz Medium Soft(アタックをはっきりさせたい時 / 抜け感を強調したい時に使用)
- これまでに試した銘柄(一部抜粋):Vandoren 青箱・赤箱、Rico、LS Medium Soft、D'Addario、Légère(樹脂リード)など。実際には更に多くの銘柄を経由しており、ここではメイン・サブ選定の判断軸に直結したものだけを挙げています。
ストラップとケース
- ストラップ:首掛け → 片掛け系 → 両肩ハーネス型を経由 → 現在は jazzlab / saxholder PRO(サックスホルダー)。バリトンサックスは重く、長時間のリハーサルで首支えにすると変な力がかかる。ハーネス型でも肩への負荷は残ったが、saxholder PRO は 肩だけでなくお腹(体幹)でも支える構造のため、長時間演奏時の負荷が一段軽くなった。付け外しが早いのも実演現場では効く。
- ケース:ショートベル(Martin)→ BAM ハードケース / ロングベル(Mark VI)→ VIVACE セミハードケース。過去はプロテック ハードケースを使用。
いまの活動
所属バンド
- ビッグバンド:変拍子・ラテンを多く取り上げる編成。レパートリーはマリア・シュナイダー、ウェイン・ショーター、秋吉敏子、チック・コリア、パット・メセニー、バディ・リッチ、ゴードン・グッドウィン、山野ビッグバンドジャズコンテスト級の楽曲。年に数回ライブ。
- 中規模ラテン編成(十数名):関西の若手プロが多く所属。オリジナル曲が中心。年に数回ライブ。
主な出演先(関西)
Always(オールウェイズ)、ROYAL HORSE、都雅都雅、各種ジャズフェス・イベント。
このサイトの方針
- 実体験を中心に書く。機材・練習・聴き方は、自分が実際に吹いた/聴いたものを軸に書いています。奏者紹介やジャズ史のように自分の経験だけでは書けないテーマは、本人インタビューや公開資料を参考にしつつ整理しています。スペック表のコピペや「ネット上のおすすめ」をまとめただけの記事は書きません。
- 判断軸を提示する。「これがいい」の一言で終わらせず、なぜそう判断したかの軸(音色/応答/取り回し/値段)を分けて書きます。
- ビッグバンドとコンボ、両方の現場から。編成によって機材選びは大きく変わります。両方経験している視点から、状況別の判断を書きます。
- 他者の選択を否定しない。「Mulligan 派 vs Pepper 派」のような対立構図は作りません。判断軸の違いとして並べて書きます。
- 更新と訂正を続ける。情報は定期的に見直し、誤りに気づいたら訂正します。